月うさぎ

ティーン・ウルフの月うさぎのレビュー・感想・評価

ティーン・ウルフ(1985年製作の映画)
3.0
とにかく起承転結がわかりやす過ぎというか、ベタというか、浅いと言うか、捻りが無いというか。
…なんですけれどマイケル・J・フォックスですよ!バック・トゥ・ザ・フューチャー1と同じ年に!公開されてる映画なんですよ。
テレビで忙しかったんじゃないのか?マイケル
この時マイケルは24歳くらい。
トム・クルーズが高校生を演じた「卒業白書」より4歳も大人。
なんと描かれるティーンエイジャーの世界が全くと言っていいほど共通点がない。
こちらはよくある地方の町の普通(だと思う)の高校
「卒業白書」はエリート養成のプレップスクールなので、
授業の中身がなんだこれは?と思うくらい別物。
エッチ度も段違い。

こっちが普通の高校生であって欲しい…

BTTFのマーティと本作のスコットとではキャラクターは異なりますが、好きな道ではパッとしないし、教師には目をつけられてるし、お約束のプロムはあるし、既視感ありすぎ。
「ただ一つ違っていたのはスコットは狼男だったのです❤️」

なんて、笑えますか?

もちろんマイケルが主人公なんですから、ホラーになりっこありません。
狼男に変身中は能力が高まり普段のスコットにはできないことができる。
平凡な地方都市で平凡で取り柄のない男の子が、変身により弱弱バスケットボールチームの救世主となり一躍学校内のヒーローに!
最初はショックで落ち込んだスコットも意外な人気に有頂天に…

何よりおかしいのは周りの人達。
誰も恐怖してないし、むしろ喜んでる。
スコットのアプローチに対して、はなも引っかけなかったパメラがウルフのスコットならOKとか。

毛むくじゃらの狼男。
どう見てもカッコ良くはないんです
そしてバスケットボール部という設定のおかげで周りは背の高い男の子ばかり。
マイケル、さらに小ちゃく見えます💦


なぜここでこの映画を語るのかというと、トム・クルーズの「卒業白書」繋がりだけではありません。

これが荒木飛呂彦さんの世界に繋がるんですね〜
異能の力(スタンド)をもって他者のできない事を成し得るものの、絶対的な力で力をねじ伏せる事は結局はできない。
結果的には人間の素の力を発揮する事で問題は乗り越えられる。
というテーマがですね。
共通でしたね〜。
ほぼ無理矢理です(⌒-⌒; )

あ、バスケットボール繋がりでSlam Dunkとも!
ごめんなさい、🏀投げないで〜
月うさぎ

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