フライ

禅と骨のフライのレビュー・感想・評価

禅と骨(2016年製作の映画)
3.7
以前テレビで観て気になっていた天竜寺の禅僧ヘンリ・ミトワ晩年のドキュメンタリーと、青年時代をドラマ化した彼の生き様を描いた作品。
アメリカ人の父と日本人の母をもつヘンリ・ミトワの晩年のドキュメンタリーと、ウエンツ瑛士が青年時代を演じドラマ化した映画だが、生々しいドキュメンタリーと、キャスティングの秀逸なドラマもあり興味深く楽しめた。
ハーフとして生まれてきた戦前戦中の苦悩や、戦後禅僧になるまで関わってきた人達の話、家族との関わりなど激動の人生にかなり衝撃を受けた。特に晩年のドキュメンタリー映像はここまで写す?と思える生々しいシーンの連続に波乱万丈な彼の人生を垣間見た気がした。そして何よりヘンリ・ミトワと言う特殊な人物と一番身近で接し、苦労してきた奥さんや子供達の言葉は、とても重く色々な思いが湧いてきた。
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