滝和也

ルパン三世 生きていた魔術師の滝和也のレビュー・感想・評価

3.2
蘇る魔術師…
ルパン三世1stシーズン
における屈指の宿敵
白乾児(パイカル)
再び!

「ルパン三世 生きていた魔術師」

ルパンが狙うは天宮の水晶。大富豪のパーティーから盗み出すことに成功したルパンに銭形警部が立ち塞がる。だが…匂いが違う。そしてその眼…。

パイカル、マモーのギミックにも流用された屈指の人気キャラを再登場させた作品。結論から言えば…

勿体無い…。

この短い時間でこの監督が料理することはあまりに勿体無かった。演出の間、テンポ、音楽のいれ方、そしてラストの収まりと全てが駄目。ルパンのグリーンジャケットが泣きますね…。1stシーズンのハードボイルド系の展開をやりたかったのだが、単にテンポ・アイデアが古臭くなってしまった感がある。デジタルやCGを使っても違和感だけしかない…。

ラストの落ちや余韻もなく、宿命の対決にしては、あっさり過ぎ。TVサイズにも及ばない。これ監督が駄目なんだろうね…。この後1本も作品がないと来ている。

唯一良いのは…不二子が脱ぎまくるあたりか。TVではなくDVDオリジナル作品だからですよね(笑)

パイカルはもう一回、これ無かったことにしてリメイク希望かな。その希望が残った点、不二子、パイカルに敬意を表して1点加算で…(笑)
滝和也

滝和也