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猛獣大脱走のYSKのレビュー・感想・評価

猛獣大脱走(1983年製作の映画)
4.1
これは素晴らしい作品ですね
40年も昔の作品ということはCGや着ぐるみなどといった技術はもちろんありません、ということは登場する獣たちは当然本物、食われる人間たちも当然本物です

危険な薬物が混入した水を摂取した動物たちが動物園を抜け出して慌てふためき逃げまどい部屋の隅でがたがた震えながら命乞いの準備をする人たちに牙を剥き、爪をたて、食いちぎり、噛みくだき、弄ぶ、至極単純なストーリーながらも冒頭で馬の頭蓋を叩き割る画で我々の心を鷲づかみにし、矢継ぎ早に多種多様な猛獣たちに大興奮、ホントにホントにホントにホントにライオンだ!近すぎちゃってどうしよう、かわいくってどうしよう!

幼女の全裸やネズミを生きたまま焼き殺す様、必要以上に派手なカーチェイスや唐突な焼死体、狭苦しい現代では両手の指で数えきれないくらいの団体からアウトを出されそうな作品、これぞ娯楽
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