りり

屍憶 SHIOKUのりりのネタバレレビュー・内容・結末

屍憶 SHIOKU(2015年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

未婚のまま亡くなった死者を死後に結婚させて弔うという、台湾で実際に行われていた(近年はほぼなくなってるみたい?)風習を題材としたホラー。真っ赤な封筒を道端に置いて、拾ってくれる人を待つという方法が興味深い。でも何も知らずに拾った方は嫌だよね笑。近代的で西洋化された人々の生活に、古来からの信仰やまじない、風習が生きている対比がおもしろかった。日本にもあると書いてあって驚いたけど、ムカサリ絵馬のことかな?

日本のホラーと比べると亡霊が結構積極的な感じだからかそれほど怖くはなかったが、ミスリードさせる展開がうまくてラストは真実に驚けるしおもしろかった。伏線回収気持ちよい。女の子の部屋にいた霊、めちゃくちゃ不気味なのにベッドの下でスリッパを揃えてくれてるのは笑った。ラストは亡骸を埋めるだけで一応解決になったのがちょっと拍子抜けだった気もする。
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