このレビューはネタバレを含みます
仕事が辞めたくなったとか辛くなったとかではなく、「52ヘルツのクジラたち」公開を前に成島出監督の作品が見たくて。
仕事がしんどい人たちに寄り添う映画ではあるけど、真のところはあんまりそういうわけではなさそうだという印象を得た。
何というか、もっと現実って厳しくて、絶望には絶望が重なるし、努力が空回りして自分の無能さを痛感して、それを怒られて、、、みたいな。
主人公の発注書は結局自分のミスじゃなかったけど、むしろそれって他責できるやんって、救われるポイントだと思ってしまうひねくれ具合。(説明が難しい)
むしろ寄り添うならここは自分のミスであって欲しかった、、自分が掴んだチャンスを自分でぶち壊す、、みたいな。
たとえ主人公の落ち度だったとしても、あんな環境はおかしいもんね。
実家に帰るシーンがすごく好きだった。
仕事辞めて良いよ、いつでも戻ってきて良いよって。
どれだけ辛いことがあっても、死んではいけないなーって、死んでしまったら自分を大事にしてくれてた人の人生をめちゃくちゃにするくらい悲しませてしまうなと思う。
それなら自分が苦しみながらでも生きないとだよねー。
最近ほんまに生きてるだけでみんな偉いって思う、、、!!
仕事辞めたシーン好きだなー。スキップするところ。
個人的にバヌアツ落ちは好きじゃない、、
まあ、いろんな世界がある、日本に捉われる必要ないっても捉えられると思うけど、、、
ちなみにこの作品は学生の頃に文庫本で読んだ!
ブラック企業ってほんとに自分の想像を絶するヤバさだからなー。全部潰れてほしい、、、