ちょっと今から仕事やめてくるのイチのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック企業で働く主人公の生活にある日中学の元同級生と名乗る男が現れ、仕事に対するアドバイスなども含め仕事も私生活も少しよくなっていく…

きつい営業ノルマで、何か仕事の失敗をすればフロアで怒鳴り散らされ、土下座強要させられる。
会社は厳しいし、主人公は仕事ができないのでかなり可哀想な境遇にある。
自殺をしようとする所で同級生ヤマモトが現れ、助けようとする…

同級生と思っていたが他の友人の話から同級生ではないと判明する。
また本名をネットで検索すると既にその人物は自殺していた。
ヤマモトとは、何者だったのか。


「人生なんて、生きてさえすればなんとかなる」
「どうでもいい用事考えて、お前に電話してるんだ」
悩んでいる主人公に対し両親は色んな選択があると諭す、このシーンはいいですね。

友達とのカフェ中に
「ちょっと今から仕事やめてくる」
タイトルもですがすごい気楽な感じで言う。


明日からの人生を変えることができる。
自分に嘘をつかない、帰り道の軽やかさ。
終盤のヤマモトの正体明かしはちょっとテーマから外れる気もするし、飛躍した感じでした。


人生と仕事は切り離せないもの、でも思い切った決断をして新たなステップに進むのもいいと思います。
自分で決めるにしても他人だとしても。
ブラック企業の描写がすごかった。