ひろぽん

斉木楠雄のѰ難のひろぽんのレビュー・感想・評価

斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)
3.4
生まれながらに与えられたとんでもない超能力を隠して高校生活を送る斉木楠雄。文化祭でなぜか斉木に想いを寄せる妄想しまくり美少女の照橋心美や、超能力でも気配が読めないぐらいのバカな男・燃堂力etc.....
個性強めのクラスメイトたちが無駄に絡み、災難が次から次へと舞い降りる。ただ目立たず普通に生きたいだけなのに、文化祭で様々なハプニングに巻き込まれていくコメディ。


原作・アニメは未読。

原作を読んだことないからそれぞれのキャラクターの再現度がどのくらい高いのか分からないが、個性が強すぎるクセ者揃いの登場人物たちのキャラ立ちはとても好き。

主人公の斉木楠雄は超能力が使え何でもできるのかと思いきや能力にも制限があったり、美少女の照橋心美はナルシストであざとい見た目と内面のギャップ、ノーテンキで何を考えているのか分からない燃堂力の頭と体力の馬鹿さ加減、極度の中二病でイケメンが台無しになる海藤瞬、暑苦しい灰呂杵志、元ヤンの窪谷須亜蓮、バカップルの上位互換のバカ夫婦の斉木楠雄の両親etc.....

一人一人のクセが強すぎてボケ倒していくなか、それに斉木楠雄がツッコミをしてストーリーが進行していくというシンプルな構成。

その中でも、優等生を装ってるが元ヤンを隠しきれていない賀来賢人演じる窪谷須の要所要所でヤンキーが出てしまうキャラや、ずっと中二病の世界から抜け出せない吉沢亮演じる海藤の真面目にやってるところが面白くてお気に入りのキャラ。

「漆黒の翼」とか「ダークリユニオン」ってなんやねん。

唯一無二の可愛さを売りにしているキャラを演じれるのは橋本環奈しかいないと改めて思う。

ムロツヨシや佐藤二朗は相変わらず安定のふざけ具合だった。

初見の時は面白いと感じたんだけど、2回目だと面白いけどくだらないなーと冷静に思ってしまった。それが福田監督の良さなんだけど。頭を空っぽにして気軽に楽しめる作品。

オフっ!
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