このレビューはネタバレを含みます
正直言って、松井玲奈目当てで見に行きました。
しかしながら、主役の子の演技が非常に魅力的でどんどん引き込まれます。
オーディションの時の「棒演技」。
観ていても「ダメだこりゃ」と思ってしまうのですが、「まてよ。これは演技の演技なんだよな」と我に返り、劇中のナノカと女優なのかの素晴らしさとすごさに感嘆しました。
惜しむらくは、伏線やエピソードの回収が不十分だったこと。
エンドロールの後に出るかな、と思いましたが、そのまま放置でした。
あくまでメインのナノカを中心に描く、ということだったのでしょうが、それにしては散らかしたものが多すぎる気がしました。
・りんのオーディションはどうなった?
・カメラマンから逃げた後の処理は? 泥をかぶるのは何が言いたかったのか?
・父とリナが馴れ馴れしすぎる。妻の相手役だったというだけでは弱い。もっと深い関係があるはず。と思わせるくらいの馴れ馴れしさだった。親戚?
・本番前の過呼吸からの復帰が唐突すぎる。(これは演技の問題?)
などなど
全体的にはいい出来だっただけに残念です。
でも、DVD出たら買います。