このレビューはネタバレを含みます
ゾンビ物って余り見ないから新鮮だった。
初の作品がこれでよかったなと思いつつ、レビューを書いていきます。
主人公はファンドマネージャー。利己的で冷たい印象を見せながらも、娘のことを考えているところは伺えた。まぁ、どちらかと言えば良い印象ではない。これが最初の主人公への感じ方。
娘のスアンが「母に会いたい」と願ったことから、彼は新幹線で釜山へと行くことになる。
そこからはもうパニックの連続だ。感染者が乗り込んでしまったため、次々と人から人へ感染していく。それは新幹線の中だけではなく、街のどこにでも起こっていて止めようもない始末。
軍隊が救助をするため待っているとテジョン駅で止まることになるのだが……
いや~、泣いた泣いた。
ゾンビものってこんな感動するんだなと思った。
サンファが自身が感染したことに気づき、それと共にこれ以上はもたないと判断して妻のことを主人公に託すシーン。
主人公が娘と別れるシーン。
辛いし切ないし、悲しい。離れたくなんてないのに。愛しているのに。
愛しているからこそ、離れないといけないという苦しさ。
子どもの涙って狡いよなぁって映画とかでいつも思ってる気がする。
主人公への印象も段々変わっていて、よかった。人を思いやる心や助けたいという強い思いを徐々に抱くようになっていってて、他人との関わりや環境って影響するんだなって思ったり。
二時間あるけど、全然飽きない。もたつきを感じないから、すっきり見れる。面白いしね。
また見たい映画。