ゾンビ映画はあまり観ないが、
率直に言って面白かった。
感染者達が山のように押し寄せる
場面は本当に凄まじく、
緊迫感をそそられる描写だった。
そして、必死に生きようとする
乗客達の人間模様は生々しくもあった。
感染被害による疑心暗鬼は、
正に時事的な事もあってリアルだった。
しかし、そんな中でも
家族、仲間、恋人の為に
身を投げだしていく主人公達は
人としての良心が表れていると思う。
映画冒頭では自己中心的
だった主人公の成長も描いており、
最後の演出は過剰にも思えたが、
それでも
涙腺が刺激される位に良かった。
強いて悪かった点を言えば、
先が読めてしまう位にパニックもの
として王道と言ったところだろうか。
しかしながら、
魅力的なゾンビ映画体験だった。
