2017/10/17
チェ・ゲバラと共にボリビア戦線に参加し、ゲバラから、ゲバラのファーストネーム”エルネスト"を戦士名として授かり、ゲバラと同じくボリビア戦線で命を落とした実在の日系人(フレディ前村)の映画。
ゲバラの霊廟に一緒に葬られている。
こんな人物がいたのかと興味を持った。
若き日のゲバラを描いた傑作「モーターサイクル・ダイアリーズ」が頭に残っていて、南米諸国の社会的背景は何となく掴めていたので映画にはすんなり入っていけた。
ただ映画の出来具合としては、”チェ・ゲバラの意思を継いだ男”というには、フレディ演じるオダギリジョーがぬるかった。
どのようにゲバラに心酔し、ボリビア戦線参加を決めたのかの心象表現があまり伝わってこなかった。
「モーターサイクル…」「チェ28歳の革命/39歳別れの手紙」のような、愚直なまでに熱い思いを持つ人物として描かれているゲバラと比較すべきでは無いけど。