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『アンダー・ヘヴン』に投稿された感想・評価

めー

めーの感想・評価

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めちゃくちゃ楽しみにしていた、初のキルギス映画!
あまりないテンポ感で面白かった
上映後のインタビューで監督がキルギスの文化について教えてくれて、それを知った上でもう一回観たいな〜
映画とは台詞ではなく映像で語る物語なのだということを改めて実感した。ケリムの心の中の葛藤を隠喩するような煙の描写。ケリムから貰った赤いハイヒールを履き、祖母を見下ろしながら一旦は躊躇した赤い口紅を大胆に唇に塗るサルタナットを過剰なローアングルで映すカット。そして何より衝撃を受けたのが三面鏡でサルタナットと祖母の会話を映すシーン。二人は寄り添って暖かい会話をしているはずなのに、鏡に映った二人は明らかに離れている。しかも二人は全く別の方向を向いており、サルタナットが祖母に近づくにつれて鏡の上で二人の距離は広がる。ハリウッドよ、これが映画だ。こんな表現方法を持つ芸術が映画の他にあるでしょうか(いいや、ないだろう)。
さて、教養学部生としてはこれに続けて旧約聖書とこの映画の関係性やキルギス独自の文化について述べたいところだが、残念ながら僕はそれらのために十分な知識を持ち合わせていない。確かに今回のイベントの目的は中央アジアを知ることであり、実際に本作や上映前後の軽い解説によってキルギス文化について幾らか学ぶことは出来た。しかし是非、これからの大学生活を通して教養を身につけ、再びこの映画を観てみたい。さらなる感動が待ち受けているはずだ!!!
RyoS

RyoSの感想・評価

4.1
不真面目でダメな(でも活発な)兄と真面目で大人しい弟を中心とした物語。雰囲気はエデンの東に似ているが、兄が、親から愛されずに同情したくなるようなキャラではなく、むしろ弟の方に共感したくなった。これは弟がいわゆる“できる“奴ではない(ただ真面目なだけ)こと、さらに兄が嫌われる原因が納得のいくものだったからだろう。エデンの東がジェームス・ディーン同情物語なら、こっちは兄の心の成長物語であり、両者は状況が似ているだけで、焦点が違うのである。

この類の映画は心理描写ものであり、「誰が何したか」という表面的な行動そのものにはあまり意味がないので、理解はたやすくない。さらにこの映画はキルギスの風習が強く映り、また会話も少ないので、余計に分かりにくく感じた。そしてその分かりにくさこそが、作品の独特な雰囲気、奥深さを出していると思った。

ショットに強いこだわりを感じた。会話が少ない分画で語らせる、これこそ芸術という名の映画の真髄だと思った。Hollywood映画は雄弁である。名セリフをあげたらきりがない。しかし沈黙は金である。3本観た中央アジア映画はどれも言葉は少なかった。今までに観た事のある(といっても数本しか観たことがないが)ロシアやスウェーデンの映画もそうだが、ロシア近辺(といっても広大)の映画はHollywoodのようなentertainmentとしての映画の対極にあり、ヨーロッパ(主に西欧)ともまた異なる、より芸術的で描写のこだわりが強い映画だと感じた。

中央アジアの映画を3本観たが、どれも大自然がとても美しい。家こそ簡素で質素であるが、大自然自体が村や民族の大きな家のようだった。めっちゃ引きのショットが多かったのは、この開けた大自然故だろう。