ぱりぱり

ダゲール街の人々のぱりぱりのレビュー・感想・評価

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)
3.5
ドキュメンタリーでは人の内にあるものをどうにか映そうとすることが多いのかなと思うけれど、このドキュメンタリーでは(というかアニエス・ヴァルダは)人の内に土足でずかずか上がり込むことはせず、遠くからいろんな角度に立ってそれを覗こうとしていた印象
だから、結局内にあるものは遠く、全く何があるのか見えないのだけれど、それでいいじゃないか〜!

どんな夢を見るかっていう面白い質問をするところがさすがアニエス・ヴァルダ!
夢についてみんなあんまり話したがらないというのが面白かった
政治の話もしないし、結婚に至るまでの経緯を聞いても夫婦間で全く違う答えをしている夫婦もあったし、商人としてみんなで仲良くやってるけど実際それぞれが考えていることはヴェールに包まれている