nu

ダゲール街の人々のnuのレビュー・感想・評価

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)
-
再鑑賞。ダゲール街の人びとの日常を捉えるヴァルダの視線は温かい。ショットのつながりに遊び心があり、住む街を気に入っていることがよく分かる。温かさの中に、青アザミの店主の妻のどこか悲しい表情や、ほとんどの人が故郷を離れてパリに来たことなどから憂愁を感じられる。窓に自身とクルーを映し、それぞれの名前の一文字を取ってダゲレオタイプと縦に綴ったオープニング・クレジット含め、大好きな作品。
nu

nu