さな

ダゲール街の人々のさなのネタバレレビュー・内容・結末

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ドキュメンタリーがものすごく苦手なので、最初始まってから暫くした所でとてもうとうとしてしまった

街の人たちみんな絵になる人たちばかりで、素敵だなあ、香水を売っているご夫婦が物語に出てきそう
職人のお仕事ってただ黙って見ているだけで面白いなあ、特にお肉屋さんとパン屋さんはずっと見ていられる
など思いながらぼんやり見ていたら、急にマジシャンが出てきて、マジックのシーンが合間合間に挟まれるようになった
「これは何、、?」と思いながら見る
腕にナイフを刺すシーンで顔を思いっきりしかめながら見る
その後肉屋さんが肉を切るシーンになって悪趣味だなあとにやにやした

その後マジシャンが箱を閉じるシーン、街の人々が戸を閉めるシーンで
やっとマジシャンの行動や話す言葉、街の人々のそれらがリンクしていることに気が付く
その後の働く人の手がたくさん映るシーンで「素敵だなあ、やっぱりパン生地をこねている所はずっと見てられそう」と思いながら見てたら、マジシャンのシーンに変わる
「手形がついています!」
で「なるほど〜!!!!」と感嘆した
もっと最初から気付いていられたら良かった、気付いてからはほんとうに面白く見れたのでもう1回見たい、、、

アニエス・ヴァルダ作品は2作品目だけど、鏡を使った撮影方法が度々出てきてすごく素敵!

突然悲劇的な音楽になったりスケート風景が映ったり、訳分からなくて面白いにやにやした

最後の眠りのシーンは「アステロイド・シティ」の眠りのシーンを思い出させた
パン屋さんのご夫婦がパンを持って写真を撮っているのが笑えて素敵
さな

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