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ゴーストヘッド ~熱狂的ファンたちの今~のsomaddesignのレビュー・感想・評価

2.0
紆余曲折を経て、30年ぶりの続編ではなくリブート作となった「シン・ゴーストバスターズ」
公開を目前に控えて、過去2作の熱狂的ファンたち(ゴーストヘッズ)と映画が与えたインパクトに迫るドキュメント。



AKIRAのハリウッド実写化 と同じくらい、忘れた頃に何度となく製作の噂が聞こえてきては、胡散霧消してしまったゴーストバスターズ3。
気がつけばもう30年も経ってしまって、イーゴン役のハロルド・ライミスは逝去してしまったし、リック・モラリスは引退しちゃった。もうこりゃ無理だと思ってたので、ライトマン監督の「エボリューション」を無理やり「3」と思い込むことにしてた時期すらある。

ああ、まさかまたゴーストバスターズが見られるなんて!
ヘッズでない自分ですらワクワクして待ち構えてるのに、世界中のゴーストヘッズ達の興奮如何ばかりか。
なにせ週末ごとにジャンプスーツにプロトンパックを背負い、エクトワンを操って、ゴーストバスターズのフランチャイズを名乗るほどの人たち。
中には「ゴーストバスターズのおかげで彼女ができた」「アル中が治った」等々、それはそれでどうかと思うような人達もいて愉快。

特に元祖ゴーストヘッズことピーター・モーセンさんは、1が公開されるやいなや、勝手にレイのジャンプ・スーツにプロトンパックを調達(自作?)。コスプレ姿が大人気になって、遂には2に出演までする始末。このへんの大らかさもシリーズの魅力としてにじみ出てる気がしてくる。

や、それにしても何度も製作が頓挫しちゃったから、2で予言してたら世界滅亡の日(2016年2月14日)すら越えちゃったよ。図らずも同年に新作公開とは、これ如何に。

※クラウドファウンディングで資金調達して作られたドキュメントで、ファン向けドキュメントとしてはともかく、普通の映画作品としては………
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