ねこ無双

ホワイト・バレットのねこ無双のレビュー・感想・評価

ホワイト・バレット(2016年製作の映画)
3.5
ジョニー・トー監督。
病院内だけで繰り広げられる強盗犯と刑事と医者3様の駆け引き。そこに大部屋同室の入院患者の悲喜こもごも。

頭部に銃撃を受けた強盗団の一人。彼が担ぎ込まれた病院の担当医師は、手術拒否をする彼の同意を得ようと躍起に。そして、彼の動向を監視する刑事たち。

銃撃戦がとてもユニーク。毎回トー監督の映画では、銃撃戦の演出を楽しみにしている。
SF映画観てるのかと勘違いしそうな、ものすっごいスローモーション。
あと窓破りのシーンはあるSF映画を連想させて。
歌謡曲が流れる中にミスマッチな惨劇。
銃の白煙に、被弾の赤煙。
尻に刺さったまんまの… 笑

お尻にナイフささったまんま爆走するラム・シューが可笑しかった。
ラム・シューの方が貫禄ありそうだけど、ルイス・クーの部下。
出番少なめだけど、怪しいやつを追いかけて、カメラの視点が次々移動するのが彼の見せ場のシーン。

トー監督の映画観るのはまだ7本目。これまで観て感じるのは、激アツなドラマの中のある一部分だけを切り取って観せられてるような気にいつもさせられるところ。