ライフ・イズ・デッドの鮭のベイビーのレビュー・感想・評価

カフカの『変身』アナザーなゾンビ映画

かかったら数ヵ月後にゾンビになる病気が蔓延した日本の描写がやたらと日本的というか、リアルで面白い
末期患者をゾンビと呼んだ政治家が辞任したりゾンビの終末医療に在宅での看取りが選択肢としてあったり

対ゾンビの武器が意識のある人間なら剥がして捨てられるくらいの時間差で爆発する粘着爆弾だったり、B級映画ゆえ映像での表現には限界があったけど、設定の細やかさは魅力的
繊細な想像力に乾杯！