てるる

Girl Asleep(原題)のてるるのレビュー・感想・評価

Girl Asleep(原題)(2015年製作の映画)
4.0
ルーキー映画祭in新文芸坐

不思議で可笑しなティーンムービーfromオーストラリア。

15歳が近づく女の子グレタの心の変化と成長を女性監督ならではの視点で描く。
といってもこの映画、80分弱の中に青春、ホラー、ファンタジー、カンフー、家族ドラマなど詰め込みまくり。

どこか斜め上のズレたキャラ達の会話や行動が起こすシュールな笑い、ポップでチープ感溢れるのにどこかオシャレさを感じる演出はもろにウェス・アンダーソン風味。

いっつも短パンだけどめっちゃ娘想いのお父さんのキャラ好きだったなぁ。
映画でよくある娘に布団かけるシーンがあんなに面白いとかwww

バースデーパーティが皆でサタデーナイトフィーバー化するシーンめっちゃ好き💃

内向的な少女とオタクな少年の会話のなんと気まずくて微笑ましいことよ。
つい最近だと「エイスグレード」にもあったなぁ。

主役のグレタとオタク少年エリオットがこれまた絶妙なキャスティング。
グレタ役のべサニー・ウィットモアの地味可愛さは特筆もの。

好きな人はどハマりする系の作品。
この勢いとノリは一見の価値あり。
てるる

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