田旗浩一

女の坂の田旗浩一のレビュー・感想・評価

女の坂(1960年製作の映画)
3.8
新文芸坐で吉村公三郎『女の坂』再見、大庭秀雄『女舞』
いずれも岡田茉莉子と佐田啓二の悲恋ものだが『女の坂』では妻子ある佐田から逃げることができる老舗和菓子屋があるのに対し『女舞』ではエゴイストで勝手に死んでしまう佐田から、いくら仲谷昇と結婚しても逃げ場所がない。
死の匂いこそメロドラマの真髄。
田旗浩一

田旗浩一