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女の坂の一のレビュー・感想・評価

女の坂(1960年製作の映画)
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岡田茉莉子が最初にオンボロ老舗和菓子屋に足を踏み入れたときの怪奇調演出(滝花久子まるで亡霊)、そして暗い部屋の窓から差すネオンの赤青。『夜の河』を思い出すカラー吉村作品の過剰な色彩が今回も発揮されていた。二人ボートに乗ってのデートシーン、佐田に水をぴしゃぴしゃかける茉莉子→揺れるボート→カットが変わるとすでに熱烈キスをしている二人、ひさびさにキスシーン観て「あーっ!」って言いそうになった。「お膝に乗ってもいい?」からの煙口移しもエッチだった。
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