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弥次喜多 岡崎猫退治の0のレビュー・感想・評価

弥次喜多 岡崎猫退治(1937年製作の映画)
3.0
ACROSS FESTA!!8.322+0.001 ANNIVERSARY

7月23日(土)
■ 昼・夜共通
弥次さん ほか : 山寺宏一
喜多さん ほか : 岩田光央
化け猫
昼 : 金田朋子 / 夜 : 伊瀬茉莉也

口演脚本 : 藤沢文翁

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アクロスフェスタ23日(土)の昼夜公演で鑑賞した。サイレント映画に口演する形で。セリフがつくことを想定していないサイレント映画に、声のプロがアテレコして、また違った雰囲気で楽しめた。しかも、昼と夜では化け猫の配役が違ったので、同じ役を別の人が演じることの楽しみも味わえて本当に楽しかった。

肝心の本編も興味深かった。白黒の時代に駆使された特撮技術。いや、なんでや、と突っ込みたいところだらけだけど、当時はこれが最先端だったのだろうなぁ。

『三大化け猫騒動』
●『佐賀鍋島の怪猫』
●『岡崎の猫』
●『芝赤羽の有馬屋敷の化け猫騒動』
の一つである『岡崎の猫』をモチーフにしたこの作品。怪談よりも喜劇的に描かれていた。

あの印象的なヒロインを演じた方の芸名が大山デブ子さんということをレビューを見て知る。なんてユニークな…。

山寺さんの声の演じ分けや場の雰囲気で飛び出す(ほぼ脚本に沿って話していたけどアドリブもあり)言葉運びが最高だった。それについてく岩田さんも楽しかった。
化け猫に関しては、昼夜でキャストが違い、変化を楽しんだ。MCが配役を読み上げただけで笑いが起きた金田朋子だけど、やっぱり声優なんだな、って金田朋子を目当てに見に行っただけにほんとによかった。
伊瀬茉莉也化け猫もかわいかった。

このイベント、映像化されるそうだが、この映画部分は、映像の収録はあるのだろうか。また見られるものなら、ぜひ収録してほしい。
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