あちぴろ

スプリットのあちぴろのレビュー・感想・評価

スプリット(2017年製作の映画)
3.5
マカヴォイ主演、23人の人格を持つ、解離性同一性障害の男。
これだけの情報で再生を押したのだが。

シャマラン監督かぁ・・・。
重たかったりするんかなぁ・・・。
なんて思ってたら、ほんとに重たい。笑。

23人の人格と言いながら、約2時間で出てきた人格はエンドロールにそれぞれの名前「ヘドウィグ」や「パトリシア」、「デニス」などの名前から思うに10人未満だったのでは?
しかし、そのどの人格もさっきと違う。
あの時と違う。
なので、ケイシー(アニャ・テイラー=ジョイ)がすぐに気づくことになるんだけど、普通だったらそれに気づかないと思う。演じてる?とかあたおか?とか。
それほど、使い分けた人格の演技は素晴らしかった。
一番狂気は24番目の人格<ビースト>で、無敵じゃねーか。
ショットガンだよね、あれ。

劇中挟まれる、ケイシーの過去の話。
最初はライフルの使い方やサバイバル的な能力を持つきっかけになる過去を映しているのかと想いきや・・・。クソ野郎に受けた虐待だとわかりだすと、胸糞悪くなる。
ビーストに追い詰められたケイシーのお腹の傷を見て「純粋な者」と口にしてその場から去ったんだけど、「ケビン・ウェンデル・クラム」のように違う人格を出すことなく生きていたことに対する敬意なんだろうか。
「ラストナイトインソーホー」のサンディだ!とすぐにわかる可愛いのに独特な印象のアニャ・テイラー=ジョイもかなり良かった。

ラストシーンで突如出てきたブルース・ウィリス。
え?
マカヴォイ老けた?と一瞬勘違いして自分で爆笑してしまったのは秘密。
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