【シャマランの今後を決める一本】
うーんこの映画はシャマランファンのためのシャマラン作品であって
彼の過去作およびホラー愛がない人が見てもあまり面白くないのかもしれない...
僕は基本、ネタバレが嫌いですが観る人に最大限に楽しんでもらうため、
これは知っておいたほうが楽しめるということで深くは言いませんが彼の過去作の「ある一本」を見ておくのをお勧めします。
それにより今作は彼のサービス精神が良くも悪くも働いてしまって
面白いと感じる人とつまらないと感じる人の両極端に分かれるんじゃないかなと
おもう作品なのです。
それを顕著に感じたのが鑑賞後の劇場の空気。
良い意味でこれはズルいでしょと興奮ぎみに話す目の前の客と何あの終わり方とため息をつく客に分かれていたから。
さて内容としては実際の人物24人のビリー・ミリガンを元にしたであろう
23人格のマカヴォイが3人の女子高生を拉致監禁することから始まる物語。
緊張感はあるようでわざとなのか抜けてる部分はあります。それが彼らしいと言えば
彼らしいんだけど...
以上のような感想になりますがこの作品により今後の彼のやりたいことが明確になってきました。
また僕はこの手法はなかなか新しく今後の映画の可能性を広げる一本でもあると思っています。
この展開は今までであまり思い浮かばなかったぞと。彼のブランドがあるからこそできた技なのかなと思っています。
620本目