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霊幻戦士キョンシーズのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

霊幻戦士キョンシーズ(2010年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

デニス・ロー監督によるホラー・アクション作品である本作は、行方不明の姉・スーの情報を得ようと"人喰いキョンシー"を捜し求めては退治する日々を繰り返していたとある日に、何かと気にかけてくれる、キョンシーながら人間を襲わず動物の血のみを口にするベジタリアンキョンシーのルンの娘・マックスの仲間であるリンとカーが何者かに殺害されたことで身の危険を感じたルン一家が街を出ようとしていた矢先、姉の気配を辿って侵入した廃墟で遭遇し力の差を見せつけられた、姉のスーをキョンシーに変え自由を奪った張本人である、キョンシーを喰らうキョンシー・ムンによってルンまでもが殺害されたことで、ムンを倒すべくキョンシーに転生することを決意した、キョンシーハンターのアーの活躍を描いた作品となっているのだが、まず触れたいのは、本作は"キョンシー"を題材とした作品ではあるが『霊幻道士』や『幽幻道士』のような作品とは異なり、主人公はキョンシーハンターとなっていますし、"術"ではなく"武器"による退治となっているので別物として視聴しないと肩透かしを食らってしまうかもしれませんね。キョンシーではあるが"ヴァンパイア"にほど近い設定ですかね。その点は注意すべきかと。ただ、それでも気軽に楽しめる作品となっていて、ユン・ワーとチン・シウホウが出演しているだけでも個人的には胸アツでしたし、ジャン・ルーシャーによるアクションシーンもスピーディーで見応えがあり、これだけでも観る価値はある。キョンシーとなり何百年も退屈な日々を過ごしていたルン一家によって説明されるキョンシーの設定もユニークでしたし、内容こそはそれなりだが決して悪くはないかと。
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