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『It Is Fine! Everything Is Fine.(原題)』に投稿された感想・評価

カナザワ映画祭にて鑑賞!

脳性麻痺患者の主人公が女性に猛烈アタック!&ファック!!、からの謎のスリーパーホールド!!!
これは夢か現か幻かって話☆

なんで?なんで?の連続に戸惑うばかりのわたくし( ̄▽ ̄;)

なんでこんなに彼はモテちゃうのだろう?
なんで折角“好意”を持ってくれた女性を“行為”の直後に殺しちゃうの??

その答えは上映後の監督のトークイベントで明かされることになります。

主演であり脚本も書かれたスティーブン・スチュアートさんはガチの重度の脳性麻痺患者で、彼は療養所生活にとても不満を抱いていたらしく、その鬱憤を爆発させたのが本作だったのです!!

なるほど♪
と、すんなり受け入れるにはあまりにも未熟なわたくしですが、こんなファンタジックでエロチックでバイオレンスな映像体験を提供してくれた“クリスピン・グローヴァー監督”に敬意を込めて・・・
オススメの一本です(* ̄ー ̄)♪



ちなみに本作の上映前に“ビッグスライドショー”なる同監督のスライド芸が披露されるのですが、これもなんとも言えず難解なシロモノでした( ̄▽ ̄;)
もっとバッチリ字幕がタイミングよく流れてくれれば少しは理解できたかなと思いますが・・・やっぱそれでも分かんないや、きっと(  ̄▽ ̄)

上映後のトークイベントもたっぷり二時間くらい語られたうえに、サイン会まで開催、写真撮影もOKというサービス精神の塊のような“クリスピン・グローヴァー監督”☆
まったく素晴らしい人です♪
(おかげで帰宅したのは朝の5時過ぎてましたよ・・・)
カナザワ映画祭の最大の目的はこれを観るため。カナザワ映画祭観客のオールタイムベストに選ばれた作品。DVD化はされず、ある条件下でなければ観れない作品。


監督のクリスピン・グローヴァー(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティのお父さん、『チャーリーズ・エンジェル』の髪フェチ殺し屋の人)の詩の朗読とセットでないと公開しないのだ!藤岡弘、※か!



※藤岡弘、をゲストに呼ぶ時は共演者が藤岡弘、の居合を観ないと出てくれないという話(@伊集院光のラジオより)


本編公開前に30分のクリスピン・グローヴァーの奇怪な詩の朗読。スライドと共に訳詞が出るが本当に全く理解できない!脳がグラグラした所で本編の公開。


74分の本編(内容は後述)が終わった後、監督のQ&Aに。観客の質問に入る前に監督が本作の製作経緯を説明する。これが長い。全く終わる気配を見せない。監督の解説が1時間オーバー!21時半にスタートしたのに既に1時近いのだ!そこから観客の質問タイムに!


これは付き合えないと途中退席。ホテルで爆睡。Twitterでは質問タイムが30分続き、その後サイン会に。観客のコメント全部にクリスピン・グローヴァーが答えたためサイン会が終わったのは4時近くだったそうな。監督も観客も元気だな!通訳さんの顔が死にかけてたけど。



この奇怪な映画体験とセットで本作を語りたい。


何故なら、映画単独で観た場合低予算で作りの粗いアートフィルムでしかないからだ。


四肢の麻痺した障害者である主人公(スティーブン・C・スチュアート)が髪の長い女と寝て殺害を繰り返す。これだけの話をデビッド・リンチ的な悪夢の様なビジュアルで展開していく。


面白いか面白くないかで言えば面白くない。しかし、本作は実際に四肢麻痺の主人公スティーブンの持ち込み企画であり、脚本も彼自身が書いたこと、当初の内容はほとんどポルノに近かったこと、撮影終了後すぐにスティーブンが亡くなったことという話を聞くと本作の印象が変わってくる。

主人公はデートした女性に求婚する。しかし、彼女から「あなたは素敵な人だけど恋愛対象にはならないの」と断られる。主人公は彼女を殺害しレイプする。その後、何度も主人公は髪の長い美人に「あなたは素敵な人」と惚れられ、SEXして殺害を繰り返すのだが、最初の女性だけがリアルに撮られている。多分、求婚を断れたのは実話なのだろう(監督もそう感じたそうな)。その後ののSEXと殺人に全くリアリティがなく悪夢の様にみえるのも意図的だ。


本作は障害者であるスティーブンの内面世界を忠実に描写してるのだ。髪の長い美人と寝たい。それもコールガールとのSEXではなく、自分を完全に認めてくれる様な美人と。した後に「そんな都合のいいやつがいるかよ!」とばかりに殺害するスティーブン。歪んでいるが、とてつもなく正直な告白だ。


全編を通じ、主人公の言葉は翻訳されない。全て「XXXX」と表現される。女性はそれを聞いて彼の意図を完全に理解してくれるのだ。自分を理解して欲しい希望と絶望が表されている。


これは私小説ならぬ私映画に近い。注釈がないと理解できないだろう。注釈ありきで表現されるアートなんて多くあるが、そういう意味で貴重な体験をしたなと思う。しかし、作りは本当に粗いので褒められたものではない。シネフィル向け作品。
カナザワ映画祭2016オールタイムベスト作品リバイバル上映にて。
監督のクリスピン・グローヴァー本人が朗読する「ビッグ・スライドショー」とペアでないと上映できないという、鑑賞ハードルが極めて高い作品。2008年の同映画祭での伝説的な上映の噂を聞き、なんとしても観たいと思っていた作品です。

まずは「ビッグ・スライドショー」から。自著の抜粋をそのまま朗読している模様。本のページがプロジェクターで映し出され、赤いスポットライトの下でジェスチャーを交えた語りが展開される。
内容は、...よく分からない。日常に潜むグロテスクを描いたような、リンチの世界観に近いもの。映画とは特に関係ないらしいので聞き流しておく。

そして映画本編、これがまぁ極めて特殊な内容で説明に困ってしまう。
脳性麻痺の重度障害を持つ主人公はロングヘアーフェチという性癖を持つ。どういう訳か彼に好意を示す魅惑的な長髪の女性が次々に登場し、彼のことを完全に理解し体まで許してしまう。そしてセックスを済ますと必ず絞殺する。ナニコレ?

グローヴァー氏によると、脚本を書き主演を務めるスティーブン・C・スチュアートは本物の障害者で、彼の言葉はほとんど誰にも理解できない。なので字幕もすべて「×××××」表記。なのに女性たちは何故かすべて理解できている。
そして彼は障害者施設に入れられ自由を奪われたことに強く憤慨してて、その怒りを表現したのだと。自分を理解し愛してくれる女性たちを殺してしまう程の怒りとはどれほどなのかと、人間の途方も無い深淵を覗いてしまったような気分になる。

本作を観て最初に気になったのが美術の独特さ。オールセットでの撮影らしく、その作り物感ビンビンののっぺりとした質感が実にキモ美しいんですね。現実にはありえない、別世界の出来事のような印象を与える。

これはアート映画の箱に入れるのがしっくりくる作品ですね。つまり観る人を選ぶ。そして極めてパーソナルな作品でもある。

実はこれに似た映画はすでにあって、それを観ていたせいか衝撃はさほど大きくなかったです。
それは柴田剛監督の『おそいひと』(2004年)で、同じく脳性麻痺の障害者が殺人事件をはたらく話。これも本物の障害者が演じている。
本作の題材に興味を持たれた方は、こちらも観てみると良いでしょう。

ちなみに21:30から始まったこのプログラム、自分は途中で脱落したけど、Q&Aとサイン会まで入れると4時頃までやってたそうです。マジで狂ってる!

『It Is Fine! Everything Is Fine.(原題)』に似ている作品

ホドロフスキーのDUNE

上映日:

2014年06月14日

製作国:

上映時間:

90分
4.0

あらすじ

『ホドロフスキーのDUNE』は、スタッフにバンド・デシネのカリスマ作家メビウス、SF画家のクリス・フォス、『エイリアン』『トータル・リコール』のダン・オバノン、H・R・ギーガー、キャストに…

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