TaiRa

ビヨンド・クルーレスのTaiRaのレビュー・感想・評価

ビヨンド・クルーレス(2014年製作の映画)
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1995年の『クルーレス』から2000年代前半までの間に作られたアメリカ製ティーンムービーから、アメリカンティーンの思春期を読み解く映画論文。語り口が客観的でアカデミックな理由は、監督がイギリスの映画評論家だから。

『クルーレス』以降のティーンムービーの前段としてジョン・ヒューズ時代がある。ポスト・ジョン・ヒューズかアンチ・ジョン・ヒューズか、とにかくそこに基準があるのを前提に観た方が面白い。なぜ00年代前半でこのブームが去ったのか色々考える。今作はジャンルを絞っているけど、アメリカ映画全体にとって90年代から00年代前半までの間は語るべきものがたくさんある。あの時代はハリウッドの(何度目かの)青春時代だったと思ってる。
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