カナノシ

ブラッド・パンチ タイムループの呪いのカナノシのレビュー・感想・評価

4.0
薬物依存のリハビリ施設で生活するミルトンの前に現れた謎の美女スカイラー。
彼女は恋人のラッセルと共にドラッグで一稼ぎするため、薬学の知識に長けたミルトンをスカウトしにきたのだった。
スカイラーの怪しげな魅力に惹かれ、施設を逃げだしたミルトンはとある山奥の別荘に身を隠しドラッグの精製を始める。
ドラッグの完成間近と言うところでひょんなことからラッセルと口論になり、弾みでラッセルを殺害してしまう…
茫然自失の中、夜が明けるとなんと死んだはずのラッセルが!
果たして昨日のアレはなんだったのか!?ドラッグであっぱっぱーになっていたからなのか!?それとも何かアレがアレしたのか!?
同じ1日を繰り返すことになった彼らは、果たしてこのループから脱出することが出来るのかーーーな話。

好み!
淡々とした空気感でひたすら試行錯誤しながらトライアンドエラー、たまに諦めてハメを外して、また繰り返す。
少しずつヒントを得て、そしてまた謎が増えて…みたいなドン詰まりになっていく感覚をこっちも味わえて楽しい。迷路にいる感じ。
ハラハラと言うより焦燥とか不安とか寄りの感じ。

エンディングもこの展開ならこの形がスッキリする、と言う具合で最後まで楽しめました!ただ基本淡々進むし派手なアクションとかは無いので人を選ぶ可能性は大!注意されたし。

特別美味しい訳じゃないけど気がついたらめちゃめちゃ食べてしまう鶯ボール的な一本でした。
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