イケメンイメージの伊右衛門をふてぶてしい無精髭のクズ男な若山富三郎で描いた60年代モノクロ四谷怪談
近衛十四郎も出てたけどラストにちびっとしか殺陣はなく、こちらもかなりのクズでげんなりです(泣)
その他、お岩さんの妹の恋人も三白眼童貞阿呆だし、守銭奴やら何やらろくな人間がいない!
四谷怪談てこんな話だったのか。。。
この時代らしい長屋や池の大掛かりなセットは素晴らしい☆
大暴れする若山の兄貴は相変わらずの迫力でしたw
民谷伊右衛門(若山富三郎)。
あまりに素行が悪いので、妻・お岩は義父に連れ帰られてしまった。
が、なんやかんやあって義父を殺害、まんまと妻を連れ戻し、暫くして子も産まれる。
その頃、隣に伊勢谷喜兵衛一家が越して来た。
どうやら喜兵衛の娘・お梅が伊右衛門に一目惚れしたらしく、なんでもするから離婚してくれとグイグイ!
そこでお岩に毒を盛るのだが……
毒で顔が爛れ、髪の毛も抜けていく
有名なシーンですね。
それを鏡で見て
「どうしよう、どうしよう……」
と、狂っていくお岩さんが恐ろしくも不憫で不憫で。。。
一方、伊右衛門は本当にクズ!
髪の毛は毟るしグーで殴るし!!
DVシーンはあまりにも酷かった(´Д`)
近衛演じる直助も、お岩さんの妹の為やらカネのためやら好き勝手。
喜兵衛も娘のためとはいえ親バカが過ぎる。
ラストはお岩さんの幽霊が暴れるのかと思っていたのですが、普通に仇討ちみたいになってました。
あれれ(笑)?
そもそも"番町皿屋敷"とごっちゃになってるので、一度原作をきちんと読もうと思いますw