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ジュリアス・シーザーのSIのレビュー・感想・評価

ジュリアス・シーザー(1953年製作の映画)
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2021.6.17
自宅TVにて鑑賞

「ブルータス、お前もか!」
古代ローマ。ブルータスは、ジュリアス・シーザーの王のごとき圧政を見かねて、仲間と暗殺するも、シーザーの腹心であるアントニーについては無実を理由に生かす。アントニーは邪心から反乱を起こし、ブルータスは仲間と共に討ち取られる。

シェイクスピアの戯曲を映画化。
深みのある詞的な言い回しが多いのはそのためか。
眼が真っ白の盲目の占い師の不吉な予言。シーザーが殺される正夢をみて絶叫する、シーザーの妻。
迷信、非科学的な展開が引っ張るヒキ。古代の時代設定ならでは。全く違和感なし。

セレモニーシーン。演説シーン。とにかく人、人、人。人が安い時代ならでは。
古代ローマを再現した豪華なセット。つくりこまれており、圧巻の迫力。素晴らしい。

アントニーがマーロンブランドとは全く気付かず。

ゼフィレッリの「ロミジュリ」でも感じた、舞台劇のような台詞のくどさは、
シェイクスピア原作ならでは、か。
このタイトルでブルータスが主役、というのも参考になりそうです。
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