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ジュリアス・シーザーのhrt2308のレビュー・感想・評価

ジュリアス・シーザー(1953年製作の映画)
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誰もが知ってるシェークスピアの戯曲を巨匠ジェセフ・L・マンキーウィッツが監督した作品。

若々しいマーロン・ブランドがアントニー、ジェームズ・メイソンがブルータスを演じている。なんといってもジュリアス・シーザー暗殺後の二人がローマ市民に向かって行う演説が最大の見せ場。ここは下手な役者では絶対にごまかせない。演説によって市民たちの気持ちが動く。ブルータスの演説に納得し、アントニーの演説にまた心変わりする。民衆というのはこういうものだろうか。

ジョン・ギールグッドがブルータスをシーザー暗殺の仲間に引き入れるカシアスを演じているが、観ている最中気がつかなかった。髪の毛がある若い時の彼を見たことがなかったのでびっくり。舞台で鍛えられた演技が堪能できる。出番も多い。

マンキーウィッツは後年シーザーやアントニーが登場する「クレオパトラ」でもこの時代を描いている。
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