伊達ロビン

関ヶ原の伊達ロビンのレビュー・感想・評価

関ヶ原(2017年製作の映画)
4.4
レビューではあまり評価されていないけど、個人的には今の制約の中で精一杯の時代劇を描こうという意気が激しく感じられる映画。

戦国時代の人はこうだっただろうという想定のもと、早口台詞で即行動の人物描写がされている。そして登場する侍や草の者の雑然さと荒々しさとしたたかさ。戦国末期の社会の姿をとおして人間の業が描かれる。

正論を述べ、まっすぐ過ぎる三成と、人心をからめとり状況展開を図る家康。家康の勝利にも考えさせられる。