NAOKI

関ヶ原のNAOKIのレビュー・感想・評価

関ヶ原(2017年製作の映画)
3.6
皆に集まってもらったのは他でもない!
…映画「関ヶ原」…
これを楽しむ術(すべ)を伝授いたす!

ワシは楽しんだでな…(にやり)

まず言おう!
これがかの司馬遼太郎先生の原作であること…史実「関ヶ原」の戦いを描いているということを忘れるべし!

何故なら物語としての面白さは先生の原作で完成されておりそれを二時間半の映像で見せても実りなく、関ヶ原の結末は史実であり誰もが知っている周知の事実だからじゃ!

この映画の批判はすべて過去のNHKの大河ドラマとの比較や脚本が分かりにくいということに終始しておる…笑止!的外れじゃ!この映画はそんな映画ではないのじゃ。

これは…「スター・ウォーズ」なのである。

静まれよ!
皆が騒ぐのも無理はない。
これは例えじゃ…つまりなぜ皆が「スター・ウォーズ」を楽しむのか?

特に昨今…SW 旧三部作も観てないような連中が大挙押し寄せてこれを楽しんでおる。
つまりは大河的なストーリーなどどうでもよいのじゃ、なんかそれっぽい色々な宇宙とエイリアンと宇宙船と派手な戦いがあれば満足するのじゃ…驚くことに「フォース」とは何かを理解しないまま観ておるヤカラもおるくらいじゃて💦

ワシが好きな言葉に…
「見てきたような嘘をつき…」という言葉があるのじゃが…面白い映画を撮るときの基本じゃと思うておる。

複数のタイムマシーンにカメラをのせて1600年の日本に飛ばし適当に面白そうなシーンを撮って来させたような映画が作りたかったのじゃ。

ストーリーが分からなくて当たり前、何を言っているのか聞き取れないのも当たり前、スクリーンの人物がなぜ凄まじい殺し合いをしてるのか分からなくて当たり前…
そんなものを理解する必要はない!

これはバックグラウンドを知らないSFを観てると思って楽しむのがコツなのじゃ。

完全に余計な有村架純のパートは監督がそれを分かってもらいたくて入れた…とワシは踏んでおる…

イーストウエスト・ウォーズ
ミツナリの逆襲

楽しんでくだされ…

400年前の日本…なかなかカオスだでな(にやり)
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