マチルダ

関ヶ原のマチルダのレビュー・感想・評価

関ヶ原(2017年製作の映画)
4.0
2019/06/02
TV地上波の放送にて観賞。

本編始まって最初『字幕をオススメ』する映画は初めてです(笑)
そして、字幕が無いと本当分からない!

だが、むちゃくちゃ面白かった!

私は大河や漫画等である程度の知識あって見たので、血が踊る感じがした!
特に歴史上、関ヶ原のキーマンといわれた人たちの動きが生々しい!(特に小早川)

でも、織田信長や豊臣秀吉等、ある程度の人物と関係図が頭にないと理解は難しいかと…。
訛りや昔の言い方がしっかり演じられていて『本格派な時代劇映画』と思う。
更に、戦が始まってからの生々しさは類を見ないリアルさがありました。
戦がこんなにも汚く、血みどろなのだと…。
最後の左近の正義のシーン、
大谷の自決のシーン…涙!

腹の探り合い、どちらに付かなければならないのか、何より自分の『義』とはなんなのか。

『勝てば官軍負ければ賊軍』とはまさにこの事。
義を通した石田三成が賊軍となってしまい、自分の名を上げ勝った徳川家康。
どちらが正義だろう。
正義と不義。
考えさせられる。

単純に、歴史映画で負けた人を主人公として描くのって本当に難しい。
それが、楽しみの一つでもある。
歴史好きには、絶対見てほしい!

今の政治家に、少しでも"義"を持ってほしいものだ…。
マチルダ

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