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スルターンの小のレビュー・感想・評価

スルターン(2016年製作の映画)
4.0
「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)2017」にて鑑賞。映画『ロッキー』を2回見たような感じ。IFFJって考えさせるような、いわゆるインド映画っぽくないインド映画も敢えて選んでいるように感じるけれど、本作は王道かな。

スルターン(サルマーン・カーン)が美人女子レスラー(アヌシュカー・シャルマー)一目ぼれ。猛特訓の末、伝説的レスラーへと成長するものの、やっぱり挫折して再起する物語。長尺のインド映画ならではの2回のヤマ場を持つ。

サルマーン・カーンはボリウッド随一の肉体派俳優らしく、アニキ感満点のムキムキ男。インドでは確か、女性よりも男性に人気とか聞いた気が…。一方、映画『PK』のヒロイン役でもあったアヌシュカー・シャルマーも、すっきり美人というよりはアヒル口の可愛い系で、体型的にも女子レスラー、アリな感じ。

それ程インド映画を見ていない自分でもこの2人は複数回見ているくらいだから、安定感抜群。ツッコミどころ満載なのもご愛敬で、エンタメ映画として安心して面白く、やっぱり映画はハッピーエンドじゃなくっちゃ、みたいな。一応、女性差別がテーマのひとつとして取り上げられいます。

●物語(50%×4.0):2.00
・インド映画はこういうのばかりではないと思ってもらいたいのではないか、と思いますが、こういうのが好きかも。

●演技、演出(30%×3.5):1.05
・ムキムキアニキの憎めないキャラクターが好き。

●画、音、音楽(20%×4.0):0.80
・歌と踊りも十分楽しめる。

●お好み加点:+0.10
・ひいき目で。
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