龍

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だの龍のレビュー・感想・評価

2.0
邦画はいつまで肉体労働の男、水商売の女で最底辺の生活みたいなものを描くのだろう?
スターウォーズよろしく、「悪い予感がするよ」と池松壮亮が言う度に飯事みたいな「嫌なこと」は連続していく。
そりゃ、「なんかはあるでしょ普通、生きてたら」だし、「恋愛ってなんだと思う?多分誰かの元彼と元カノがくっついたり離れたり繰り返すこと」だし、「恋愛すると人間が凡庸になる」からこそ「恋してる女は醜い」し、そんな女にはCHE.R.RYより生きてることが辛いならでも聴かせておけばいい。
劇中キャラと同じような境遇の人たちは渋谷の映画館でこの作品を観ないだろうし(そこそこの偏見)、結局より安全圏にいる僕らの、こくまろがスープカレーみたいに薄められたシャバシャバな悩みを癒す程度のものでしかない(かなり偏見)。結局、この作品に充満するダサさを許容できる人がオカズにすればいいんだと思う(完全に偏見)。
そんな偏見まみれの自分自身は、石橋静河を吐きそうなくらい理解できるし、マスターベーションを予測変換の最上位にしたくなくて、マスターとベーションで分けて打つくらいダサい人間です。
龍