東京という空虚な街での絶望と希望。
すごく詩的な映画。
絶望を描かせたら、右に出るものがいない、石井監督。
絶望の中、ほんの少しの希望。
ほんの少しでも、光が射せば進めるのが希望。
石井監督の好きなところは、毎回新しい演出というか、編集を挟んでくれるところ。
今回は急にアニメーションが入ったし、茜色に焼かれるでは自己のシーンの3Dとか。
そういうのが、個人的にはすごく新鮮で好き。
棒読みっぽいが、膨大なセリフ量をこなす二人。途中からそれが、どんどん生きづらそうな感じに味が出てくる。
池松壮亮は圧巻です。