"君が可哀想だと思っている自分自身を誰も愛さない間、君はきっと世界を嫌いでいい"
劇中に読み語られる原作詩のこの一節に、全てが詰まっているように感じた。
閉塞感、それでも毎日は
厭世感、ただ淡々と進んでいて
絶望感、無意識のうちに
孤独感、生き続けている日常が
寂寥感、そこにはあって
虚無感、過去のトラウマも
倦怠感、死への恐怖も
不器用さも
退屈さも
窮屈さも
理不尽さも
葛藤する以前に次々と流れ去って
人を愛したり
人に愛されたりして
私は
そしてあなたは
青色をめいいっぱい抱え込んで
この世界に生きている
それだけ。