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インシディアス 最後の鍵のNのレビュー・感想・評価

インシディアス 最後の鍵(2018年製作の映画)
2.9
インシディアスシリーズ、やっと追いついた!

エリーズの過去に向き合うことになる本作、時系列で言うとちょうど1作目の事件が起こる直前の話。
ニューメキシコに住む男から霊退治の依頼が舞い込むが、その現場は幼少期にエリーズが過ごした超いわくつきの事故物件だった…!!

3・4作目はエリーズが頑張る話なんだけど、この時のエリーズはほんと頼りない。
その後を描いている1・2作目では百戦錬磨の強いお婆ちゃんの印象だったけど、4作目で吹っ切れた後だったんですね。
ただお婆ちゃんの成長って正直あまり興味ないと言うか…
狼狽したり霊に唆されちゃったり、そんな未熟な姿が映えるのは若者であって、お婆ちゃんだと高齢者虐待っぽく見えちゃってきつい。
メンタル(=闇の世界での強さ)にもムラがあって微妙。
結局亡き母が助けてくれるんだが、お決まりっちゃお決まりだけど、今回のとどめはエリーズが頑張った方が良かったと思う。

最後の赤い扉を開けて回るシーンは面白かった。1作目始まりの舞台に繋がるドアもあり、あぁここからあの赤い顔の悪魔が入っちゃったんだろうなと思うと繋がっていて面白い。
ていうか闇の世界と繋がるドア開けっぱなしにするの最悪だよね。ほぼエリーズのせいやんけ。

最後は1作目に繋がる形で終わるんだけど、あの赤い顔の悪魔だけクソコラっぽいのって何でなんだろう。

個人的には微妙だった今作だけど、アメリカでは先月に最終作が公開されたとのこと。原題は「red door」、マルチバースが火を吹く予感…!

ホラー映画界で存在感を放ち続けたインシディアスシリーズ、日本公開したら是非劇場で観たいと思います🌸
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