アケルマン5本目?
「アケルマンの映画は時間を耐えることである」(五所純子)
という意味でまさにアケルマン的。しかし耐えられずに半分くらい寝た。画面もとにかく暗いし。でも劇場で眠れる映画はいい映画だ…
アケルマンの描く夜ってなんでこんなに魅力的なんだろう。たくさんの登場人物が闇の中から幽霊みたいにぼうっと現れて、夜の中に溶けていく。それぞれが抱く期待や怒りも何かに反響することなく夜へと霧散していく…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
一晩を過ごす人たちの断片がつなぎ合わされた物語なき物語。
飽きさせない構図、余白のありすぎる本という綱渡り的な映像の作り方で、退屈さとその余白への想像でぼんやりと時間が進む。そして映像終盤では夜が…
夜の深い闇と、早朝の淡く白い光のなんと美しいことか。映画館で観れてよかった。
人々が来たり去ったり抱擁したり踊ったりの短い一瞬を繋げた映画で、普段観る映画が小説や短編集のようだとしたら今作は詩集を読…
早稲田松竹にて鑑賞。
自分にとって初めてのアケルマン作品。(「ジャンヌ・ディエヌマン〜」は一生観たいリストに入ったまま。)
ブリュッセルの、さまざまな人々の夏の一夜の様子。あ、と思ったら次のカップ…
これは大好きなタイプの映画。
何を置いても撮影の映画で、カロリーヌ・シャンプティエが夜を官能的に映している。2人の男女が画面の奥に歩いて行って次第に闇に溶けていくやつ、何回見ても映画的だと思う。
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