ダイゴロウ

一晩中のダイゴロウのレビュー・感想・評価

一晩中(1982年製作の映画)
3.0
シャンタル・アケルマン監督作品。

ある夏の夜の様々なカップルの様子が描かれる。

描かれるカップルがことごとく物静かで、どこか冷たいような印象すら感じました…。
それだけに、散歩をはじめる仲睦まじそうな夫婦の描写にほっこり。

いくつか監督作品を観てみましたが、アケルマンは冷めた関係性(外面的に冷めているだけかもしれませんが)を過剰に描きがちな気がします。
夜中に出歩くカップルがことごとく物静かなのには、多少の違和感を感じましたし、自分にはいまいち良さの分からない作品でした。
(登場人物の見分けもろくについていなかったので、自分の見方が悪かった気もします。)