画面が終始綺麗。ショットも常に左右対称で、私には刺さるものばかりだった。(ちなみに、この左右対称はユダヤ教の教えからきてるぽい)
登場人物があまりに覚えられず、頭がキャパオーバーしたがなんと80人…
このレビューはネタバレを含みます
散発的に現れるさまざまな出会いと別れ。しかも具体的には特に語らずに、急に抱きしめたり、好きだと告白をしたり、手を取っては走り出したり、互いに踊ったりする。彼らは付き合っているのか、さっき出会ったばか…
>>続きを読む原材料:男、女、扉、階段、寄る辺ない夜、以上!と言った感じ。添加物も煙草にちょっとした音楽にダンスくらいなもの、極めてシンプルかつ純粋に無限にドラマが生み出されていきそのスケッチが切り取られていく。…
>>続きを読むある人には一晩だけの、ある人には数ある中の一晩。一晩の意味の違いが終盤にかけて面白い
余白がありすぎて、自分の今考えてることだったり、アーこういう映画撮りたいなぁっていうのを永遠に思い出してしまい…
タイトルの通り一晩中なので、
画面がずっと真っ暗。
お昼抜いて見て正解。
様々な断面的な一夜の場面を
映しだされる。
限られた言葉。
カットも割る訳では無いけど
街の音が鮮やかに聴こえて
動きは…
夜行性の動物を陰からひっそりと観測するような臨場感。淡々としているのに決定的な場面の連続、数秒毎のドラマ!
アケルマン作品において肉体はとても動物的に見える。どこか薄寒そうな部屋や街で月の光に照…
音だけで街を作り出していく演出等あいかわらず洗練されている。夜中に人びとが突然抱き合ったり突然踊ったり突然外に繰り出したりするさまが、魔法というより、一種の取り返しのつかない催眠術にかかってるようで…
>>続きを読む異性同士のカップルだけでなく、男性同士、女性同士のカップルも出てくるし、若者だけでなく中年の夫婦や子供も映されるのがいい。いろんな夜があって、でもただあるだけでなくそこにはジェンダーロールの抑圧や諦…
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