アケルマンに興味も特になかったがこの作品のあらすじを見て観に行くか―程度のラフさで観に行きました。
個人的印象で言うとジムジャームッシュの映画から無駄話を取り上げ、ダンスや抱擁等といった画で語ること…
序盤こそドラマティックに見えてワクワクしたが、途中からこの映画のコンセプトがわかってくると、時折ニヤつきながらひたすら身を任せるしかなかった。文字通り「一晩中」繰り広げられる総勢80人くらいのカップ…
>>続きを読む夜すぎる。
こういうのって思いついたところでそうそううまくできるものじゃないという気がするが、アケルマンは映像の「時間」についての根本的な信頼があってできてしまうのかもと思う。
夜の時間が通りの車の…
めちゃオモロい。『ジャンヌ・ディエルマン』より捉えどころは無いけど、アケルマン監督の大傑作。色んなカップルの各場面を、扉・階段・抱擁・足音などの表象を介して(時にシームレスに)関連づけてるけど、そん…
>>続きを読む方々から聞こえてくる心地良さそうな寝息がこれほど気にならない映画も無い、むしろなんかそれっぽい雰囲気出てる感じすらあった。かくいうわたしとて途中までは120回くらい寝落ちしたのでなにも言えない、でも…
>>続きを読む20 /2023
夜には「深まる」という表現が使われるが、一つ一つのストーリーにズズと沈んでいく感覚がした。道では足音が大きく響き、部屋では窓や扉を境に、環境音に包まれる。そこにいる理由、それに至…
ブリュッセルの暑い夜から夜明けまで。
眠らない何人もの女と男が交錯する。
男に電話をかけてワン切りするとタクシーで男のところへ向かう女(オーロール・クレマン)。
バーで待ち合わせたカップルの抱擁を…
シャンタルアケルマン映画祭にて。
本作は芸術作品である。映画でしかなし得ない美しいショットが散りばめられている。
夜と青と光が織りなす抒情的な世界観は、作中で描かれる男女の出会いを、より官能的で…