「エドワード・ホッパーの絵を彷彿させる夜の街や早朝の風景と映画に時折見れる極上の漆黒にうっとりできる逸品」
ブリュセルの深夜から夜明けまでの群像を見せる作品だが分かりやすいドラマは無く、ロケ撮影さ…
とても五感的な映画だった。
暑い夜の滑らかなシーツの冷たさすら感じる。脚を滑らせ、まだ体温に侵されていない冷ややかな部分を求めてしまう。明け方の珈琲の香ばしさに胸を焦がす。
アケルマン以外全ての作…
夜は感覚がより研ぎ澄まされる。限られた視界の中で、音や匂い、触覚を頼りにわたしたちはさまざまなものごとを捉えていく。境界が曖昧になり、外と内、他者と自分、スクリーンと座席の境目すらぼやけて混じり合っ…
>>続きを読むうとうとしながら見るくらいがちょうどいいかなって映画。ある街の一晩の人の関わりを描く。
久しぶりの再会なのか深いハグを交わす人や、電話で思いを告げるひと、少女、いろんなキャストが一晩を演じていた。…
ゴールデン・エイティーズのあとにこちらだったので、さっきよりはハマると良いなと思いながら見たけど更に合わなかった。
2本目にして「この人はこういう感じなのね」と理解。
10年後にもう1回見てみたい…
アケルマンの映画は移動と静止が面白いと思うけど、この映画は照明の映画という感じがした。
ずっと画面が暗いが、平板な暗さではない。少数の印象深いライトによってできるコントラストが立体的な影を生む。人…
みんなアケルマンのこういうのが好きなんだ
金曜日かつ2本目、ラストという疲れの三重苦の中みたため途中で死んだ。
男女の相引き
会えない時間が愛を育てるなんていうけど、まさにそんな感じの男女ばかり…
ゴールデンエイティーズと併映。ゴールデンが昼のモール内ミュージカルで、こちらは夜の路上サイレントミュージカル。顔は見えず、音楽もなく、ヒールの音を頼りに彼らの所在(なさ)を確かめるだけ。しつこく、だ…
>>続きを読むつぎはぎの男女が闇に消えていく。ロマンティックなダンススコアで終わってくれと願ったが、不安定な環境音で現実に引き戻される。懐かしい味わいの受電音、石畳を叩くハイヒール、木製の扉が軋む音。シャンプティ…
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