IMAO

ストレンジャーズ6のIMAOのネタバレレビュー・内容・結末

ストレンジャーズ6(1949年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

1930年代のキューバ。この当時、政治は腐敗し独裁政権が国を支配していた。その中で反乱分子として働いていた青年が、殺される。その現場を目撃した青年の姉(ジェニファー・ジョーンズ)は弟の復讐を誓う。国立銀行で働いていた彼女は反乱分子のリーダーである男(ジョン・ガーフィールド)と知り合い、首相の暗殺計画に参加することになる。その計画とは政府要人を暗殺し、その葬式に集まった首相を含む要人達を爆死させるというモノだった。その計画のために集まったメンバーは全員で6人。職業も出身もバラバラだが、国を救いたいという思いで集まった彼らは、葬式が行われる予定の墓場に向かって地下道を掘り進めるのだが…

これはキューバの話で最初はどうかな〜と思って観ていたんだけど、もう途中から面白すぎた。墓場の下を掘っていくうちに、貧乏人の死体が出てきてみたいなところは、本当にこっちまで息苦しくなってきた。あと、嫌われ役の政府の役人が、カニを食いながらジェニファー・ジョーンズを口説くところとかも、妙にリアルな感じがして怖い。ああいう体験した女の人とかは、きっとトラウマになっちゃうだろう。
首相暗殺のために苦労して穴を掘ったのに、肝心の葬式はそこでしないことが分かり皆絶望するんだけど…ラストの銃撃戦はジェニファー・ジョーンズがトンプソン銃を打ちまる姿がカッコ良すぎる!ジョン・ヒューストンの傑作!
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