大学の映画研究会に入った男が、謎の女性に「未完の映画を撮ってほしい」と頼まれる。
痺れた〜!自分でこれを演じるのも、物語の舵の切り方も、最後の最後のラストカットも、もう全部がくそかっこいい。モキュメンタリーとしても違和感がなくて、めちゃくちゃ見やすかった。アイデア勝負、すごい!
唯一苦手だったところは、脂が自己主張できなくて、めっちゃ優柔不断なところくらい。たとえば車を盗むくだりでも、「犯罪だからダメ」って言って車の中でダラダラダラダラ…と。それなら意地でも最初から乗らなければ良かったし、もう乗ってしまったのならさっさと車を出してほしかった。
所々、尺を伸ばしてるようにしか見えない無駄なくだりが多かったのだけ気になった。テンポ的にね。