1960年代、ソ連との熾烈な宇宙開発競走を繰り広げるNASAで天才的な才能を持つ黒人女性三人の活躍を描く。
時代は激しい人種差別と男尊女卑が吹き荒れる60年代。物語は天才的な数学の才能を持つ科学者キャサリンを中心に進みます。
当初、形式的な検算しか任せられないキャサリンは、ケビン・コスナー演じるアル本部長の評価を得て徐々に宇宙ロケット開発に貢献していきます。
活躍しつつも、皮肉にもコンピュータの導入により職を奪われながらも頼りにされるキャサリンは強く信念が有り、自らの道を進んでいきます。
そして、同時に友人であった二人の黒人女性達も描かれています。
IBMのコンピュータで使われたFORTRANを学んで、後にFORTRANの第一人者となったドロシー。
苦学してNASA初のアフリカ系女性エンジニアとなるメアリー。
とにかく、この女性三人組が生き生きとしており、本当に美しいと思いました。実際にキャサリンがいなければ、アポロ計画は成功しなかったでしょう。
鑑賞後に前向きにさせてくれる素晴らしい作品でした。