てっぺい

ドリームのてっぺいのレビュー・感想・評価

ドリーム(2016年製作の映画)
4.0
“前例がなければ、自分で作る、そして名を残す”。映画の台詞が象徴的、強い信念の黒人女性達によるスカッとサクセスストーリー。映画としてのメッセージも強いし、意義が大きい。
全米初登場1位、11週連続トップテンのロングランヒット。2017年度アカデミー賞作品賞・助演女優賞・脚色賞ノミネート作品。サウンドトラックを手がけるのはファレル・ウィリアムス。NASAの宇宙開発の現場をリアルに再現した実話。原題は「Hidden Figures(隠れた人物)」。
◆以下少しネタバレあるかも◆
3人の公私にわたるサクセスストーリーというボリュームは、他の映画だと薄くなりがちだけど、それぞれとてもバランスよく描かれていて、感情移入できた。特にキャサリンが家族同席で再婚を迎えるシーンは超ほっこり。あのワンシーンで男の自分でも幸せな気分になれるって、映画のスゴみかなと思う。
映画としてのメッセージも、とても強い。未だに黒人への白人警官のニュースが日本でも発信されているけど、映画として一本、強い警笛になっている点が素晴らしい。直接的にも間接的にも、人種差別への描写がたくさんあったけど、ラストでコーヒーがキャサリンの前に置かれるシーンが、個人的にはとても心地よかった。日本人の自分が観てもスカッとする映画なのだから、アメリカでロングヒットする理由もわかる。
キャサリン(タラジ・P・ヘンソン)の走り方がとてもキュート笑
そこまで事実なんだろうか?笑
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