ボン太

ドリームのボン太のレビュー・感想・評価

ドリーム(2016年製作の映画)
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黒人で、しかも女性という二重の障壁を乗り越えてNASAのマーキュリー計画に貢献した実在の女性達を基にしたドラマ。

観ている雰囲気は日曜夜のTBSドラマに近いなと感じた。あるプロジェクトがあって、主人公を邪魔する障害があって、それを理解する上司がいて…

なので非常に観やすい。感情移入しやすい。当時黒人女性というだけでどれだけ白い目で見られていたのかが、俳優達の目線や沈黙で語られていて嫌な気分になる。
その嫌な気分をきっちり清算してくれる映画的演出も上手い。主人公がハイヒールで走っていたあの道を最後は白人男性が走るところや、上司が最後に主人公に手渡すもの。分かりやすくスカッとするドラマに、丁寧な演出が入っている良作。

今年は女性が強い映画がいっぱいです。
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